Hyundai Mobisの‘2021 都市共有型未来モビリティ・コンセプト・カー’にVirtual Touch技術適用!

Hyundai Mobisがポストコロナ時代のニューノーマルの価値を反映した新概念のモビリティコンセプトを公開した。

Hyundai Mobisは先月31日、 京畿道龍仁(ヨンイン)市にある技術研究所で開催された「Hyundai Mobis戦略及び新技術の発表カンファレンス」にて、都市共有型のモビリティ・コンセプト・カーであるM.Vision XとM.VisionPOPを公開し、新技術のデモンストレーションを行った。

この日披露したモビリティ・プラットフォームには、ポストコロナ時代における乗客とのコミュニケーションの方法を再解釈し、新技術の融合で、ユーザーに楽しみを与えようとするHyundai Mobisの未来技術へのビジョンが込められた。

Hyundai Mobisの基礎先行研究所長のチョン常務は、「ポストコロナ時代において、以前と変わった生活を、新しいモビリティ技術に昇華させようと悩んだ」とし「Hyundai Mobisが提案する新しいモビリティ・プラットフォームには、お互いの心を分かち合い、日常の楽しさを感じられることを目指した技術探求の精神が込められている」と説明した。

[4人乗りのM.Vision X、 透明な360度ウィンドウをスクリーンとして活用し、Virtual Touch(VTouch)技術で乗客による非接触操作が可能]

M.Vision Xは4人乗りのモビリティで、車室内空間を自由にカスタマイズすることができます。M.Vision XのXは通信の拡張(eXpansion)、繋がる経験(eXperience)、新しい空間への探索(eXpedition)を意味する。

自動車のウィンドウは、特別なテーマで演出できるディスプレイ(Virtual Space Wall)にすることができ、360度の透明なウィンドウ全体をスポーツや公演の観覧用スクリーンとして活用することが可能だ。

M.Vision Xの車室内に搭載されたディスプレイは、個別のカスタムも可能である。車両の窓ガラスにTV画面が複数個装着されており、個別でコンテンツを視聴することができる。乗客ごとにディスプレイを制御し、外の風景を楽しんだり、スクリーンに切り替えて映画を鑑賞したりすることができる。車室内の座席も乗客の使用目的に応じて模様替えできるよう、双方向から座る構造である。

[非接触仮想タッチ(VTouch)技術で28インチvertical cockpitを制御]

M.Vision Xのコア・ソリューションは、車室内の中央に位置する柱状のVertical Cockpitである。それぞれ28インチのディスプレイで構成されたこの統合センター・コックピットには、Virtual Touch(VTouch)のジェスチャー認識機能が適用されており、乗客は非接触での操作が可能だ。これにより、乗客は自動運転モード、AIスピーカー、インフォテインメントなど走行に関連するすべての機能を制御することができる。UVライティングを通じた殺菌機能で乗客が降車すると、自動的に車両消毒を行う新技術もM.Vision Xの特徴である。

【2019年M.Vision、2020年M.Vision S、2021年M.Vision Xに適用されたVirtual Touch(VTouch)技術】

Hyundai MobisはCES2019に出展したM.Visionをはじめとし、CES2020のM.Vision、2021年公開のM.Vision Xにも自動運転モビリティ・コンセプト・カーの車室内制御技術としてVirtual Touch(VTouch)技術を適用した。